マーブル紙風の春の装いに着替えたBMW 5シリーズ・ツーリングのスパイフォト



最近マイナー・チェンジが終わったアウディAや発売が1月後にせまったメルセデスの新型Eクラスにかわり、デビュー時からこのクラスのリーダー的存在であり、モデルチェンジを控えたBMW七五三ラインナップの中核を担う5シリーズ・セダンと、そのツーリングワゴンの次期モデルをめぐってさまざまな憶測がとびかっています。

そんななか、今年中に発表予定の2010モデルの5シリーズ・セダンは厳重な偽装をしてミュンヘン近郊の公道をテストしているのが何度も目撃されていますが、今回はセダンの12ヶ月後にデビューが予定されているツーリングワゴンがスクープされました。

ヘビーな偽装の外されたそのボンネットの下には、最近BMWが愛してやまないターボが採用される予定で、トップモデルにはBMWの不思議キャラ、X6に採用されたのと同じ4.4リッターV8ツインターボが積まれるだろうと見られていますが、BWMは最近、2世代目となるディーゼル用コモンレールシステムの開発に力を注いでいて、燃料噴射力が高まり出力が大幅に改善されたディーゼル・エンジンも数バリエーション、ラインアップに加わるはずです。トランスミッションは6速のマニュアルと6速のステップトロニック・セミオートのほかにZF製の8速ユニットの搭載も噂されています。

カーボンファイバーやアルミニウムの採用により重量も抑えられているようです。またアルミのスペースフレーム構造を採用したフロントセクションと、ハイテン鋼などを多用したモノコック構造の客室及びリアセクションにより、重量配分の最適化もねらっているとか。フロントサスはマクファーソン・ストラット、リアサスはマルチ・リンクなので、これはお姉ちゃんのお下がりでしょう。

ソース:MOTORAUTHORITY


厳重な偽装にかわり、マーブル紙風のフィルムで覆われたテスト車。フロントは先日発表された7シリーズに新型Z4の風味を足したような感じ?!


逆スラントのノーズと奇をてらわない(特徴の無い)たたずまい。ワゴンはともかく、セダンは7シリーズの縮小コピーになってしまいそうです。


鬼才、クリス・バングルが突如BMWを去ったのは、この保守路線のせいでしょうか?

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