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サイオン版のトヨタIQは、むしろチョ○Q。


ソース:LEFT LANE

ホンダのMM思想をホンダより忠実に受け継ぎ、いろいろひっくり返したりつめたりしてメカをミニマムに、人の空間を最大になるようにデザインされたトヨタ家の末っ子IQが、トヨタがアメリカで若者向けに展開しているブランド、サイオンからの販売に先駆けて出展されるニューヨーク・オートショーへの搬送途中でスクープされました。

MM思想はあっさりと忘れ、がっつりとフェンダーが膨らんで、むやみにでかいタイヤが収まっています。
ショーはお祭りですから、これでいいんです。
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テスラの4ドアEV、Model Sの1号車を購入した人が試乗している映像です



ロータス・エリーゼのシャシーにリチウム・イオン・バッテリーを詰め込んでEVに仕上げ、10万ドルで販売しているテスラ社の新型4ドアセダンModel-Sに、1号車を予約したベンチャー・キャピタリストのSteve Jurvetson氏が、警察の厳戒態勢の中、テスラCEOのElon Musk氏の運転でちょい乗りさせてもらっている映像です。社外の人で、このまだ生産開始もされていない車に試乗したのは、この人が初めてだそうで、ちょっと恥ずかしいナイトライダーのBGMの中、興奮して声が裏返っちゃってます。

おそらくこの人はテスラの出資者の1人なんでしょうが、バッテリーを床下に搭載することによる重心の低さのメリットを相当吹き込まれてるらしく、
「実際ハンドリングはどうなの?」
という質問に、CEOが封鎖された一般道をスラロームしながら加速してサービスしてます。おったまげているスティーブさんに、
「実力の2/3くらいだけどね」
とIR活動も忘れてません。

インテリアは、センターコンソールが全体が1枚の17インチのタッチスクリーンで、いかにもiPhoneジェネレーション的。まだグラフィックが完成していないとのことで夜間のドライブには明るすぎますが、先進性をアピールしつつ生産コストを抑えられる、秀逸なデザインだと思います。
クロームを使用せず植物性の染料で染めたレザーを使用したり、ペットボトルをリサイクルしたカーペットを使用したりと、電気自動車であること以外の環境性能も考えられています。

外観はシンプルかつスリークでかなり魅力的。実際の生産車での質感が確保されれば競争力は充分そうです。ホイールは21インチもあるそうですから、実際にはかなり大柄なんでしょうが、こうみえて7シーターらしく、リアシートの裏に後ろ向きに座る補助座席が2つあるそうです。しかもドライブトレーンとバッテリーはすべて床下に納めてあるので、ボンネットにみえる部分にもトランクスペースがあります。

1.7トンを超える重量ですが、0-100km/hの加速は5.6秒! 充電満タンあたりの走行距離が160マイルと220マイル、300マイルのオプションがあって、価格は7,500ドルのタックス・リベートをマイナスした49,900ドルを予定しているそうです。
ソース:LEFT LANE NEWS

元気の無いBIG3を尻目に若々しい覇気に溢れるベンチャー企業のテスラですが、実はこの車、発表はしたもののまだ実際の生産施設などは未定で、かろうじてボディーの生産を社内で行うこと、工場候補地を南カリフォルニアに見つけた、ということだけが発表されています。またすでに販売されているロードスターも、スペック通りに航続距離300マイルとはいかないようで、理想と現実にはまだ大きなギャップがあるようです。

なんとなくですが、出資者たちが若い理想主義者が牽引したコンピュータ革命とその成功の幻影をテスラに投影しているように見えないこともないのですが、いずれにせよ、理想に燃えた若者が老獪なライバル達の餌食になるのだけは見たくないものです。充電して走る電気自動車というのは、現実にはそれほど「エコ」でもないのですが、変えたい、理想に近づきたい、という熱意と行動が多くの人を熱狂させているのはすごいことだと思います。