アキュラがテスト中のBMW X6?!



アキュラが開発中のBMW X6対抗車が、軽偽装で寒冷地テストしている様子がスクープされました。すでにオフィシャルのティーザーが配布されていますので、コンセプトの形で発表される日も近いと思われますが、今のところその前評判は良いとは言いかねるようです。

そもそもX6が成功しているとは言い難いのに、なぜわざわざ同じ轍を踏むようなまねをアキュラがするのか、タイヤが大きいだけでオフロード性能は低く、しかもスポーツカーとしては致命的な重さや重心の高さでセダンにも劣る運動性能の自動車を、わざわざスタイルのためだけに開発して、あげくにかっこ悪いなんて、そんなの買う人いるのかよ、いるとしても、バカをひけらかしてるようなもんじゃん、ということらしいです。

同じような車でも、インフィニティのFXは何故か好かれているんですが。

アキュラもホンダも、このところデザインがパッとしませんね。自動車開発は非常にコストのかかるものですから、綿密なマーケティングは必要不可欠ですが、それだけでは良い企画というのはうまれません。新商品には、人々に明確なビジョンを提示できる哲学こそが不可欠だと思います。マーケティングだけでは、一般の人がまだ見ていない新しいコンセプトを拾い上げることはできないんです。

昔ホンダは「MM思想」という大胆なコンセプトをデザインに織り込み、刺激的な車を作っていました。そのせいで自動車としての完成度が下がったことすらありましたが、それはそれはカッコよかったのです。

「グルインしたら、デザインがおとなしくて目立たない、値段の割りに押しが無いって結果だったよ」
「じゃデカいクロームメッキグリルをつけて、あとは他社からアイディアをちょいといただいて、たたいて伸ばしてラギットな感じでいっちょあがり」

なんてことではないとは思いますが。

ソース:Autoblog.com

Reply to this post

コメントを投稿