保守回帰路線に回帰するBMWの6シリーズのスパイフォト



奇才、クリス・バングル氏がデザインを統括したとは到底思えなかったCSコンセプトの保守回帰路線は、新型の7シリーズやZ4に結実しましたが、結局バングル氏の退職が明らかとなった今、新型の6シリーズもやはりこの路線をキープするのは間違いないようです。ドイツの自動車会社は金太郎飴なデザイン手法を好む傾向がありますね。

サイケデリックなフィルムでカモフラージュされたボディーを仔細に眺めると、全体のプロポーションは変わらずで、“バングル尻”っぽいトランクリッドなどに、現行6シリーズの特徴も若干垣間見ることができますが、全体的に端正なフォルムで、退廃的なエッジはたっていません。テスト車はカブリオレですが、幌のルーフはおそらく偽装で、3シリーズやZ4と同じフォールディング・メタル・ルーフが採用されるのは間違いないようです。カブリオレのテスト車しかスクープされていないという事実をかんがみれば、メタル・ルーフのカブリオレだけで、クーペは廃止かもしれません。

メカニズムは次期5シリーズと多くを共有するはずで、
「自然吸気エンジンの気持ちよさを云々かんぬん」
と喧伝していたセールスマンの努力を灰燼に帰す4.4LのツインターボV8に、8速のZFトランスミッションが組み合わされ、Mシリーズは現行のV10を廃止して、燃費の良いツインターボV8をチューンしたものになりそうです。

エレガントと思われるスタイルに加え、ハードウェアの出来に不安はありそうもありませんので、新型の6シリーズも、憎しみと嫉妬の間に居座ることになりそうです。





ソース:Motor Trend

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