トヨタがプリウスのアメリカでの価格を発表。裸の王様バージョンは$21,000、全部つけると$32,500



B層にがっつり狙いを定め、たとえ他社のエコ車でも増えさえすれば環境に良いはずなのに、不条理にも怒涛のライバル殲滅作戦を展開中のエコキング、3代目プリウスのアメリカでの販売価格が発表されました、が、日本とちがってそうやすやすとメディアはだまされてはくれないようです。
「んなこと言って、いろいろつけると実は高いんだろ? 燃費が89マイル/ガロンとか言ってるし」
ってなもんです。

トリムレベルはなんと5つ。見た目の価格をライバルに近づけるためにいかに苦労したかがしのばれます。$21,000の最廉価版は、おそらくほんとに何もついていないのでしょう、まだ装備の詳細については何も発表されていません。
最上級のVは、オプション無しで$27,270からで、ダイナミック・レーダー・クルーズ・コントロール、衝突防止システム、レーン・キープ・アシスト、インテリジェント・パーキング・アシストを含むAdvanced Technology Package(ATP)をつけると$32,520に達します。
でもATPを選ぶとソーラーパネルのオプションは選べません。

ソース:autobloggreen

たしかに宣伝効果は抜群でしょうが、そもそもサイズも想定される顧客の嗜好、ライフスタイルもまったく違うはずのホンダ・インサイトに対し、何故にここまで闘志をむき出しにして追い落としを図っているのかまったく疑問です。2代目プリウスのベースモデルが$22,000ですから、円高が進んだ今、-$1,000はかなりダメージなはずで、ここまでギリギリな価格設定をできるということは、あるいは国策としてこれ以上の円高も無いのでは? とうがった見方もしたくなります。

BMW M3 vs Prius

カナダの鉱山で掘ったニッケルを、タンカーでヨーロッパに運び精錬したあと中国に運んでパーツにし、日本でアッセンブルしたバッテリーを積むため、長期的に考えるとランドローバー・ディスカバリーより環境に悪いという調査結果が出てしまったプリウス。エコには貢献しないけど、少なくとも燃費はいいというのは果たして本当か、BMWのM3と燃費レースしている動画です。

ちなみにプリウスについてのこの記事以降の記事が、ふつうBloggerにアップするとすぐに反映されるGoogleの検索結果に、まったく反映されないという不思議現象が起こっているようです;-)

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